仕事にやりがいや充実感を感じ、責任を果たしながら、その一方で、子育てや介護、家庭や地域での生活、自己啓発などといった個々の私生活も充実させるという考え方です。
「生活が充実すれば、仕事も充実」
育児や介護、趣味活動、資格取得のための勉強、健康のための運動・スポーツ、家族との食事や旅行、しっかりとした睡眠。
自身の私生活には、とても大切にしたい時間があります。
私生活の中での充実した“とき”を過ごし、活力を養うことで、仕事にも打ち込める、意欲・能力が発揮できる。仕事の中でも充実した“とき”を過ごせる。
ワーク・ライフ・バランス実現は仕事も生活も充実させていくための大切な考え方です。
「ワーク・ライフ・バランスは経営戦略」
ワーク・ライフ・バランス実現により貴重な人材が辞めずに働き続けてくれる。生活の充実により、仕事でも能力・意欲を十分に発揮してくれる。
定時退社で仕事の効率が高まり、労働生産性も向上している。
募集をかけなくても優秀な人材が集まってくる。
そのような声がワーク・ライフ・バランス実現企業から聞こえています。
ワーク・ライフ・バランス実現は、人材の定着・確保、組織の魅力向上、従業員のモチベーション向上など経営戦略を構築する上での重要な要素です。
ワーク・ライフ・バランス実現のためのポイント
ポイント 「働き方を見直す」
資格取得の勉強のため、週2日は必ず定時に帰ることができる。
育児や介護等で早く帰らないといけないときに、周囲の誰かが業務をサポートできる。
業務の見える化、業務スキル向上、業務のムダ削減など、働き方を見直して、だれもが仕事を定時に終えたり、休みが取れたりする。
ワーク・ライフ・バランスが実現した職場となるために、働き方の見直しは必須です。
ポイント 「組織風土・意識が変わる」
どうせ仕事は減らないので、今日も残業しようか。
周りが休みを取っていないのに、自分だけ有給休暇をとるのは申し訳ない。
働き方を見直しても、上司や周囲が残業していたり、休みを取らなかったりすると、
自分の評価を気にしたり、ダラダラと仕事をしてしまったりします。
行動を変えていくには、従業員の意識に働きかける取り組みをし、ワーク・ライフ・バランス実現を組織風土にしていく必要があります。
ポイント 「多種多様な取り組み」
年齢構成が高いので、これからは仕事と介護の両立社員が増えそう。
突発の仕事が多いので、残業が恒常的にある。
営業は顧客との関係維持もあり、休日出勤も多く、まとまった休暇も取りにくい。
規模や業種、職種。部署ごとの特性などにより、職場の課題は様々です。
ワーク・ライフ・バランス実現のための取り組みは、組織や職場の実情・課題にあわせた解決策を立案し、実行する必要があります。